忍者ブログ
開設:2009年7月10日(金)                                                                                           ※絵の無断転載は禁止しております※
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

4b91aaba.jpeg































ベッドの中で大粒の汗を流し、グッタリしているブラウン。
夜になってもリラが帰ってこない。まさか…

そう思った時、外から大きな羽ばたく音が聞こえ、地面が少し揺れた。
「何だろう…?」
ブラウンはゆっくりと体を起こし、窓の外を見てみた。
そこには、口に何かを銜えた大きなドラゴンが居た!

…よく見ると右前足に包帯が巻かれている。
「リラだ!あれはリラだ!!」
ブラウンは外へ飛び出し、巨大化したリラの元へ行った。

ブラウンに星の薬草を渡したリラは金色の光に包まれ、あの小さな姿に戻った。
そこへ駆けつけた医者はブラウンから星の薬草を受け取り、急いで薬を作った。
完成した薬をブラウンは一気に飲み干した。

「これでもう大丈夫。それにしてもリラ、君は凄いね。あれは星の魔法かな?」
医者に聞かれたリラはコクリと頷いた。



前の話へ  次の話へ

拍手

PR
9cc81492.jpeg






























30分ほど歩くと、硫黄の匂いがだんだん強くなり、そしてようやく火山に到着した。
上へ上へと登っていくと、動物の匂いがした。
岩に身を隠して、そっと見てみると…
そこには荒っぽい性格の牛がウヨウヨいた!

見つかったらマズい…そう思った瞬間、一頭の牛がリラに気づき、突進をしてきた!
リラはパッ!と素早く飛んで突進を避ける事が出来たが、
身を隠していた岩は粉々に砕け散った…

どうやら彼らの縄張りに入ってしまったようだ。
リラは急いでこの場を離れようとしたが、他の牛達もリラに気づき、追いかけられてしまった。
息を切らしながら逃げ続け、縄張りを抜けると牛達は追うのを止めた。

ホッとしたリラは、疲れ果ててその場に倒れてしまった。
目の前に星の薬草があるのを知らずに…
そんなリラの側に小さな光が舞い降りた。

光の中には妖精がいた。
「勇気ある貴方へ、力を与えましょう…」
妖精は手にしている小さな杖をクルクルと回すと、
金色の光がリラを包んだ。
妖精はリラに別れを告げ、フワフワと飛んで空へと消えていった…


拍手

メモ
絵を追加とバナーを変更しました。

[2016/4/9]
宇多田ヒカル復活でテンション上がり、
頭の中で何度も繰り返し流れる素晴らしい新曲!
--------------------------------------
連絡や何らかのメッセージがある場合は
各ページのweb拍手からどうぞ。
返信はあったり無かったり…
-------------------------------------
PR
   

  マクロミルへ登録
ブログ内検索
忍者ブログ [PR]