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開設:2009年7月10日(金)                                                                                           ※絵の無断転載は禁止しております※
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「…まさか薬草を取りに…」
医者は窓の外を見ながら呟いた。

ブラウンはフッと笑みを浮かべ、医者に言った。
「リラは助けてくれた恩返しをしたいんだと思う。
大丈夫さ…あいつならきっと…星の薬草を抱えて戻ってくるよ…」

とは言うものの、少し不安な気持ちがあるブラウン。
南東の火山には荒っぽい性格の動物が居ると昔から言われている。
リラが無事に戻ってくる事を祈りつつ、ブラウンは眠りについた。

南東にある火山へ飛び立ったリラは1時間ほど飛び続けていると、
雲行きが怪しくなり、やがて雷雨となった。
雨宿りをして休憩しようか悩んだが、命の恩人を早く助けたい気持ちで溢れ、
雷雨なんかに負けてたまるか!と気合を入れた。

数十分後、雨は止み、空が晴れ渡った。
天候はリラに味方をしたのだ。
今がチャンス!とばかりにリラはスピードを上げたが…
飛びっぱなしでヘトヘトになってしまったので地面に降り、
歩いて火山を目指す事にした。



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2e3a3a00.jpg






























ベッドでグッタリしているブラウンを見て医者は質問をした。
「君、食竜植物のツタでも切った?」
ブラウンはリラを助ける時にナイフで切り取ったのを思い出し、頷いた。

医者の話によると、食竜植物のツタから出る液体は毒を含んでいるらしい。
リラは早い段階で薬を飲んだので大丈夫だったが、ブラウンは薬を飲んでいない。

「毒が全身に回ってるね。うちにある薬じゃ数日後には痺れや熱が再発してしまう。
南東の火山にある星の薬草なら完治できるんだけど、取りに行くのが…」

リラは医者の話が終わる前に窓から外へ出て、猛スピードで飛んでいった。



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メモ
絵を追加とバナーを変更しました。

[2016/4/9]
宇多田ヒカル復活でテンション上がり、
頭の中で何度も繰り返し流れる素晴らしい新曲!
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