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開設:2009年7月10日(金)                                                                                           ※絵の無断転載は禁止しております※
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「星の魔法…?何ですかそれは?」
「星の薬草の近くには星の妖精が居るんだよ。勇気ある者に魔法の力を与えるんだ。
まぁ気まぐれだから滅多に会えないんだけどね」
医者は話し終えると、用事を思い出し、病院に戻って行った。

「有難うリラ。お前のおかげで助かったよ…!」
ブラウンに頭を撫でられたリラは、嬉しそうに尻尾を振った。

数日後…
リラは自分の意思で巨大化できる事を知った。
さっそくブラウンを頭に乗せると、大空へ飛び立った。

不思議な事に、両手を離した状態でも落ちる事は無いようだ。
これも魔法の力だろうか?
「リラ、今度一緒に冒険しないか?
村の噂によると、ここから西にある場所に大きな穴があって、
そこに宝の地図が埋まってるらしいんだ」

リラは賛成の意を込めた咆哮をした。




おしまい


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ベッドの中で大粒の汗を流し、グッタリしているブラウン。
夜になってもリラが帰ってこない。まさか…

そう思った時、外から大きな羽ばたく音が聞こえ、地面が少し揺れた。
「何だろう…?」
ブラウンはゆっくりと体を起こし、窓の外を見てみた。
そこには、口に何かを銜えた大きなドラゴンが居た!

…よく見ると右前足に包帯が巻かれている。
「リラだ!あれはリラだ!!」
ブラウンは外へ飛び出し、巨大化したリラの元へ行った。

ブラウンに星の薬草を渡したリラは金色の光に包まれ、あの小さな姿に戻った。
そこへ駆けつけた医者はブラウンから星の薬草を受け取り、急いで薬を作った。
完成した薬をブラウンは一気に飲み干した。

「これでもう大丈夫。それにしてもリラ、君は凄いね。あれは星の魔法かな?」
医者に聞かれたリラはコクリと頷いた。



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メモ
絵を追加とバナーを変更しました。

[2016/4/9]
宇多田ヒカル復活でテンション上がり、
頭の中で何度も繰り返し流れる素晴らしい新曲!
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