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開設:2009年7月10日(金)                                                                                           ※絵の無断転載は禁止しております※
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ロンは指で鼻を擦りながら言った。

「実はゴールドとは友達で、この試験の内容を一緒に考えたんだ。
 “魔法の卵”を盗んだり、大蛇の卵を盗んで助けを求めたり…
 全部計画された事だったんだ。
 でも相棒のシャケが怪我をしたのは予想外だったよ。
 お礼が遅れたけど、あいつの怪我を治してくれて有難うな!」

マリーは何だか府に落ちないと言う感じだが…
試験に合格したと言う事を思い出し、ホッと胸を撫で下ろした。
これで中魔法使いとしての活動ができる。

深呼吸をした後、スノードラゴンに別れを告げ、ロンと共に洞窟を出た。
「よーっし、街まで競争だ!」
ロンは相棒のシャケに飛び乗ると、あっという間に飛んで行った。

フィッシュに乗ったマリーはため息を付いた後、少しだけ笑みを浮かべ、
ロンに負けぬよう、フィッシュを走らせて街へ帰る事にした。



おしまい



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bbb88654.jpeg






























「さぁ、今日から貴方は中魔法使いです。左肩を見て御覧なさい」
マリーは言われた通り左肩を見て驚いた。
中魔法使いの証である“月のバッジ”が着けられていた。
そして、役目を終えた魔法の卵の殻は砂となり、地面にサラサラと落ちていった。

「“魔法の卵”は私が息を吹き掛けると魔法が発動して、
 卵を運んできた者にバッジが与えられると言う仕組みです。
 貴方は3つの試練を乗り越え、中魔法使いとなりました。
 おめでとう、マリー」

「し…試練…?」

試練なんてあっただろうか?と首を傾げたマリーの背後から
足音が聞こえ、振り返ってみると…
そこにはロンの姿があった。

「1つ目の試練は、街からこの洞窟までの道のり。
 2つ目の試練は、ロンによる卵の盗難。
 3つ目の試練は、私が魔法で発生させた雪山の猛吹雪。
 “魔法の卵”を盗んだロンと相棒のドラゴン、シャケを助けると言う
 貴方の優しさは本当に素晴らしかったですよ」

マリーは呆然とし、目をパチパチさせながらロンを見た。



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メモ
絵を追加とバナーを変更しました。

[2016/4/9]
宇多田ヒカル復活でテンション上がり、
頭の中で何度も繰り返し流れる素晴らしい新曲!
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