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開設:2009年7月10日(金)                                                                                           ※絵の無断転載は禁止しております※
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30分ほど歩くと、硫黄の匂いがだんだん強くなり、そしてようやく火山に到着した。
上へ上へと登っていくと、動物の匂いがした。
岩に身を隠して、そっと見てみると…
そこには荒っぽい性格の牛がウヨウヨいた!

見つかったらマズい…そう思った瞬間、一頭の牛がリラに気づき、突進をしてきた!
リラはパッ!と素早く飛んで突進を避ける事が出来たが、
身を隠していた岩は粉々に砕け散った…

どうやら彼らの縄張りに入ってしまったようだ。
リラは急いでこの場を離れようとしたが、他の牛達もリラに気づき、追いかけられてしまった。
息を切らしながら逃げ続け、縄張りを抜けると牛達は追うのを止めた。

ホッとしたリラは、疲れ果ててその場に倒れてしまった。
目の前に星の薬草があるのを知らずに…
そんなリラの側に小さな光が舞い降りた。

光の中には妖精がいた。
「勇気ある貴方へ、力を与えましょう…」
妖精は手にしている小さな杖をクルクルと回すと、
金色の光がリラを包んだ。
妖精はリラに別れを告げ、フワフワと飛んで空へと消えていった…


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「…まさか薬草を取りに…」
医者は窓の外を見ながら呟いた。

ブラウンはフッと笑みを浮かべ、医者に言った。
「リラは助けてくれた恩返しをしたいんだと思う。
大丈夫さ…あいつならきっと…星の薬草を抱えて戻ってくるよ…」

とは言うものの、少し不安な気持ちがあるブラウン。
南東の火山には荒っぽい性格の動物が居ると昔から言われている。
リラが無事に戻ってくる事を祈りつつ、ブラウンは眠りについた。

南東にある火山へ飛び立ったリラは1時間ほど飛び続けていると、
雲行きが怪しくなり、やがて雷雨となった。
雨宿りをして休憩しようか悩んだが、命の恩人を早く助けたい気持ちで溢れ、
雷雨なんかに負けてたまるか!と気合を入れた。

数十分後、雨は止み、空が晴れ渡った。
天候はリラに味方をしたのだ。
今がチャンス!とばかりにリラはスピードを上げたが…
飛びっぱなしでヘトヘトになってしまったので地面に降り、
歩いて火山を目指す事にした。



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メモ
絵を追加とバナーを変更しました。

[2016/4/9]
宇多田ヒカル復活でテンション上がり、
頭の中で何度も繰り返し流れる素晴らしい新曲!
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