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開設:2009年7月10日(金)                                                                                           ※絵の無断転載は禁止しております※
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地上に戻る事が出来た彼らは、照りつける太陽に汗を流しながら歩き続けた。
しばらくするとフレアが立ち止まり「ここです」と言った。
しかし目の前には空と砂漠が広がっており、何も無い。

背後で戸惑うブラウンにフレアはクスッと笑い、目の前にフーっと小さな火を吐いた。
すると、何も無かった空間にキラキラと光る扉が現れた。
フレアはその扉を押し、中へ入った。
ブラウンとリラも巨大トカゲを押しながら後に続いた。

ここが竜人の国“バハメト”
草木が生い茂り、淡い光を放つ蝶が奇妙な形をした花の周りを飛んでいる。
足元には加工されていない宝石が転がっており、つまづきそうになった。

何とも不思議な空間だ。



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ズズゥン…と地響きと砂埃を上げ、サバクリクサメは倒れ、息絶えた。
剣を鞘に戻したフレアは疲れたのか、その場にペタンと座り込んだ。
そこへブラウンがやってきた。

「あんな大きなトカゲを倒すなんて…凄いなフレアは!」
「ブラウンとリラが…一緒に戦ってくれたからだよ…」
フレアは照れ臭そうに言った。

この巨大トカゲを竜人の国“バハメト”へ運ぶため、
フレアはトカゲの胴体にロープをしっかりと巻き、立ち上がった。
しかし、ロープを引っ張って歩こうにも、重すぎてなかなか前へ進めない。

ブラウンは少し考え、リラと顔を見合わせて頷いた後、
巨大トカゲの体を押し、運ぶのを手伝ってあげる事にした。
砂漠に咲いた大きな花を探すのは後回しだ。



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メモ
絵を追加とバナーを変更しました。

[2016/4/9]
宇多田ヒカル復活でテンション上がり、
頭の中で何度も繰り返し流れる素晴らしい新曲!
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