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開設:2009年7月10日(金)                                                                                           ※絵の無断転載は禁止しております※
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キラキラと光る扉を開け、砂漠に出たブラウンとリラはフレアに別れを告げた。

「またいつでも来て下さい。砂漠に来たらすぐ迎えに行きますから」
フレアはそう言うと、扉をそっと閉めた。
扉はだんだん透明になっていき、跡形も無く消えた。

辺りを見渡すとすっかり暗くなっていた。
ブラウンは巨大化したリラに乗り、砂漠に来て最初に見つけたあのオアシスで一晩過ごす事にした。
今度は流砂に飲み込まれないように慎重に降りた。

リラが元の小さい体に戻ると、泉に小さな緑色の光が浮遊しているのに気が付いた。
サバクホタルだ。

リラとブラウンはその幻想的な光を見つめ、ウトウトとし始めた。
そしてグッスリと眠り、夢の世界へ旅立った。



おしまい



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女王竜と幼竜の眠りを妨げないよう、ブラウン達は洞窟を出る事にした。
「今日は色々と有難うございました」
フレアはペコリとお辞儀をして言った。

竜人の国“バハメト”には特に用は無かったので、ブラウン達は国を去る事にした。
あのキラキラと光る扉の前に到着した際、ブラウンはフレアに
砂漠に咲いた大きな花について聞いてみた。

「…それなら…もうお会いしたハズですが…?」

へ?と目を真ん丸くして驚くブラウンとリラにフレアは説明してあげた。
「我々の国では、女王竜の卵が孵った事を“大きな花が咲いた”と言うのです。
 先程お会いした幼竜がその“花”なのです」

幼竜には花びらのようなエリマキがある。
そうか、言われてみれば大きな花だな、とブラウンは思った。



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メモ
絵を追加とバナーを変更しました。

[2016/4/9]
宇多田ヒカル復活でテンション上がり、
頭の中で何度も繰り返し流れる素晴らしい新曲!
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