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開設:2009年7月10日(金)                                                                                           ※絵の無断転載は禁止しております※
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ブラウンの看病のお陰で子竜は元気を取り戻し、飛び回っていた。
「良かった…そうだ、名前を付けなきゃな。リラなんてのはどうだ?」
子竜は嬉しそうに尻尾を振って鳴いた。

ブラウンは背伸びをし、医者に報告をしに行こうとしたその時…
目の前がグラリと揺れ、天地がひっくり返った。
「あれ…体が…」

倒れてしまったブラウンの元へリラが不安な顔をして近づいてきた。
「あぁ…ちょっと…医者を呼んできてくれないかな…場所、分かる?」
リラは自分の片腕に巻いてある包帯の匂いを嗅ぎ、大急ぎで飛んでいった。

鼻をクンクンさせ、包帯と同じ匂いがする方へ向かったリラは、
ブラウンが言っていた病院に到着した。
中に入ってみると、テーブルに書置きがあるだけで誰も居なかった。

-薬草を取りに近くの草原に行ってきます-

字が読めないリラはしばらく考えた後、書置きの匂いを嗅ぎ、病院を出て行った。
再び鼻をクンクンさせて飛び続けること数分。
ようやく自分を治療してくれた医者を見つけ、ブラウンの家へ誘導していった。



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絵を追加とバナーを変更しました。

[2016/4/9]
宇多田ヒカル復活でテンション上がり、
頭の中で何度も繰り返し流れる素晴らしい新曲!
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