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開設:2009年7月10日(金)                                                                                           ※絵の無断転載は禁止しております※
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両手をあげたブラウンは呟いた。
「亜人?まさか…竜の…?」

竜の亜人は世界一珍しい種族。
顔に不思議な模様があるのが特徴的だ。
数が少なく、住んでいる島は空高くにあるらしい。

竜の亜人はブラウンの側にいるリラを見て安心したのか、剣を鞘にしまった。
「すまない…怪我が痛くて気が立っていた」
ブラウンはホッとして両手を下げ、自己紹介をした。
「俺はブラウン。こっちはリラで、俺の相棒なんだ」
「私はジスト。仰るとおり、竜の亜人です」

ブラウンはジストの怪我の応急処置をしながら、彼女の話を聞いた。
島では“イアネボット”と言う竜の亜人を
飛べなくさせてしまうウィルスが広がっているようだ。
ジストはまだ感染していなかったので、その病の治療に使われる果実を
採取しにここまで飛んできたが、突然飛べなくなってしまった。
島を出る直前に感染したのかもしれない。

「そして怪鳥に遭遇してしまい、この有様…」
「これからオレンジタウンと言う街へ行くのだが、
良かったら一緒にその街へ行って、病院で怪我を診てもらわないか?」
と、ブラウンは聞いてみた。
ジストはしばらく考えた後、足元に置いていた巾着袋を手に持ち、
彼らと一緒に街へ行く事にした。



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絵を追加とバナーを変更しました。

[2016/4/9]
宇多田ヒカル復活でテンション上がり、
頭の中で何度も繰り返し流れる素晴らしい新曲!
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